ボディーの施術をさせて頂いていて、『もう少したんぱく質を摂ったら、代謝が良くなるのになぁ』と
思うことがあります。
朝はギリギリまで寝ていたいから朝食を食べる時間が無い・・・
お腹が空いていない・・・
食べると太りそうで怖い・・・
今回は、たんぱく質を日々摂取することの重要性などについてご紹介致します。
◆たんぱく質の働き
たんぱく質は主に血液、臓器、皮膚、爪、髪、ホルモンや酵素、免疫物質などを作る
まさに体のガソリンのようなものです。
体にとっての3大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)がありますが、脂質や炭水化物、糖質ばかりを摂取していると、たんぱく質不足になりがち。
皮膚や、爪、髪に行き渡るはずのたんぱく質は分解され、体のガソリンとして使われてしまうため、
肌ツヤが悪くなったり爪や髪がボロボロになる場合もあります。
たんぱく質は本当に無くてはならないものだということですね。
爪や髪が伸びたり、皮膚がターンオーバーをするように
筋肉や、臓器なども日々古いものは分解され、新しく作り変えられているんです。
そのため、たんぱく質は体内を新しいものに作り変えていく源にもなっています。
不足してしまうと、筋肉量の低下や基礎代謝が落ちる、骨がスカスカになることにも繋がります。
更年期、骨粗しょう症の年齢になっていないから、私はまだまだ大丈夫!と思いたいところですが、
年齢はあくまでも目安のため、人によってはプレ更年期・プレ骨粗しょう症で10年以上早まることもあるんです・・・
昨日たんぱく質をたくさん摂ったから、今日はいいやというたんぱく質貯金はできません。
日々コツコツと摂取していくことが非常に重要なんです。
朝に何も食べないとお昼に食べたものを一気に吸収しようとします。
体が飢餓状態になり、過食しやすくなります。
そして、「何も食べない=体にガソリンが無い」ということなので、低血糖になり、午前中はなんとなく頭が
冴えない、体が冷えがちになってしまいます。
それを防ぐためにも、朝からしっかりたんぱく質を含む食事を摂ることが重要になってきます。
朝にたんぱく質を摂ることで、「コレシストキニン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンには脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあると言われています!
(その効果は6時間ほど持続するらしいです)
◇体をポカポカ温かくしてくれる、頭の回転が良くなる
(体を温めてくれる力はなんと、糖質、脂質だけの食事の5倍だそうです)
◇睡眠ホルモン『メラトニン』の材料である『トリプトファン』の生成ができるようになるため、睡眠の質が上がり深く眠れるようになります。
→深く眠れるようになると、食欲を抑制するホルモンが分泌されるようになるため、自然と痩せやすくなります。
「お腹が空いて眠れず、夜中に冷蔵庫の中身を物色してしまう」なんていうこともなくなるんです!
体が勝手に代謝を上げて、痩せやすい体になってくれるって嬉しいですよね!
◆たんぱく質の1日の摂取量
1日の摂取量は年齢、体のつくり、運動量などでも変わってきますが、今のご自身の体重分ぐらいは必要です。
例)60キロであれば、1日60グラムのたんぱく質を摂取することが必要です。
運動を週3以上する、立ち仕事の方などパワー消費する方はもう10~20グラム多めに摂取が必要になります。
◆たんぱく質は何から摂ればいい?
では、たんぱく質は何から摂るのが効果的でしょうか?
摂りやすいものをご紹介しますね。
【たんぱく質含有量】
・白米、玄米(茶碗1杯):約4グラム
・ゆで卵:約6グラム
・納豆1パック:約7グラム
・豆腐1パック(150グラム):約7グラム
・ヨーグルト100グラム:約4グラム
・焼き鮭1切れ:約13~17グラム
・鶏むね肉(皮なし)100グラム:約20グラム
・ゆで鶏ささみ100グラム:約28グラム
※調理方法などによりたんぱく質量は変動します。
ご自身が試しやすい食材を組み合わせて、約1食20グラムずつコンスタントに摂取していく、不足しているなと感じたらどこかのタイミングでもう少したんぱく質の摂取量を増やすなどしてみてくださいね。
たんぱく質だけ摂取するよりも、バランスよく摂取が〇。
炭水化物も3大栄養素ですから、適度に食べることが大切です。
そうはいってもなかなかバランス良く食べることが難しいという方は、プロテインを組み合わせるのも楽ですよ♪
日頃の食事って、本当に大切だなと改めて感じています。
是非、「今日はたんぱく質がどのくらい摂れたのか」確認しながら食事を楽しんでもらえたら嬉しいです!
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