今日はひな祭り、桃の節句♪
女子の健やかな成長を祈る行事とされていますので、更年期のお話を。
女性の健康は、女性ホルモンによって守られています。
卵巣機能がストップし、女性ホルモンがほとんど出なくなるのが閉経。
閉経前後の約10年が更年期と言われています。
戦前に比べ、寿命は40年ほど延び、いまや『人生100年時代」の到来とも言われていますよね。
でも卵巣が機能するのは、約10歳~50歳の40年。今も昔も変わりありません。
ということは、50歳で閉経、100歳まで生きるとしたら50年の間女性ホルモンの恩恵なしに
生きていかなければならないということです。
寿命が40年くらいも延びたからこそ、更年期やフェムテックという言葉が日々囁かれるように
なったのもうなずけますよね。
では、実際更年期ってどんなものなのでしょうか?
◆更年期はなぜ起きるのか?
卵巣から分泌される「女性ホルモン」は血液の流れに乗って、脳に届けられます。
視床下部はそれをキャッチし、脳下垂体に女性ホルモンをバランスよく出すように指令を出します。
指令を受けた卵巣は「女性ホルモン」の量を調整しながら出すため、生理周期が保たれています。
しかし、卵巣は約40年という限定されて稼働する臓器なので、徐々にこの指令に
こたえられなくなっていきます。。。
卵巣が衰え、視床下部も徐々に衰えていくことで「女性ホルモン」量のアップダウンを繰り返すため、
心身に様々な不調となってあらわれていきます。これが更年期です。
◆女性ホルモンとは?
妊娠に備える「エストロゲン」と妊娠を持続させる「プロゲステロン」の2つあります。
【エストロゲン(卵胞ホルモン)】:ふっくらしたバストやくびれたウエスト、
ハリ・ツヤ、シワのないピンとはった肌、ツヤツヤの髪など美と若さを保つ女性のためのホルモンです。
エストロゲンが十分に分泌されていると、コラーゲンの産生ができ肌のハリ、髪のコシ・太さ、
自律神経が安定し、安眠、記憶力・集中力が増すと言われています。
【プロゲステロン(黄体ホルモン)】:排卵後にしか分泌されないホルモンで、
体温を上げてくれる一方、むくみや便秘、肌荒れ、PMS(月経前症候群)を引き起こす原因にもなります。
※子宮を温めるため、手足の熱を体の中心に集めることで手足が冷たくなる(末端冷え性)場合もあります。
月経周期に体や心の変化が起きるのは、このホルモンの影響を受けるからです。
女性は思春期から更年期までの間、ずっと女性ホルモンに影響を受けていることになりますね。
その女性ホルモンが完全に出なくなる(閉経)までの期間は、個人差がありますが、約5年~10年。
更年期は女性ホルモンが完全に出なくなるまでの移行期と言われています。
では、その更年期の症状はどんなものなのでしょうか?
◆更年期で起きる体の変化・不調
・ほてり、のぼせ(ホットフラッシュ)、汗を大量にかく
・イライラ、怒りっぽくなる
・音、においに敏感になる
・感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込みやすくなる
・頭、肩、腰、首がこる
・手足、関節などのこわばり
・眠りが浅くなる
・自律神経が乱れやすくなる
・シミ、シワ、肌トラブル、白髪、薄毛
・尿もれ、頻尿
・冷え、むくみ
・太る、痩せにくくなる
・食欲不振、胃もたれ、下痢、便秘
・耳鳴り、めまい、物忘れ、目のかすみ
更年期・・・何かの罰?と思うような大変な症状ばかりですよね・・・
◆更年期がきたら、どうしたらいいの?
上記のようなあらゆる症状が出る方もいれば、全く出ないまま更年期を終える方もいる。
個人差があるので、「これをしたら改善する」とは言い切れませんが緩和できるポイントを何点か
ご紹介します。
◎3食バランスよく食べる
糖質、脂質、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルを摂る
◎良質な睡眠を心掛ける
寝る2時間前のブルーライト(テレビ、スマホなど)カットで、睡眠ホルモンが分泌され、
睡眠の質を上げることができることがわかってきました。
スマホを見ながら寝落ちしてしまうという方は、ブルーライトカットの眼鏡を着用するなどでもOKです!
痩せホルモンの分泌、自律神経が整いやすくなるので、本当に睡眠は重要です!
更年期の症状として、眠りが浅くなる・途中で起きてしまうというものもあります。
そういった場合は、目を閉じるだけでもいいです。とにかくリラックス。深呼吸をしてみるのもいいですね。
◎軽い運動をしてみる
とにかく常に「冷え・むくみ」に悩んでいる女性が大半のように思います。
そういった方は、上半身だけ血が巡っており、下半身にまで十分な血流がいきわたっていないため、
痩せにくく、セルライトがつきやすい体になりやすいです。
(リーキーガットの影響もあります)
更年期はエストロゲンの減少で、体のメリハリが失われ
分厚い背中、デカ尻、太足になりやすく、
「若い時は2日くらい食べなければすぐ痩せたのに、今では少し食べただけですぐに太っちゃう・・」
というのも、年齢が増すごとに基礎代謝が落ちていくため、何もしなくても1日ごはん茶碗1杯程度の
カロリーは加算されていくという研究結果もあるくらいです。恐ろしいですね!
そこで、自律神経を整えるヨガ、血流を良くするストレッチ、足の裏・ふくらはぎを鍛える
ウォーキングを取り入れてみるのは非常に効果的です。
◎考えすぎない
女性ホルモンのアップダウンの時は、些細なことが気になってしまいがち。
そんな時は思い切って好きなことをする。早めに寝る。自分を抱きしめてあげる。
とにかく自分に優しくする、周囲の人に助けを求める。これも大切なことだと思います。
◆何をしても太ってしまう。体の冷え、不調を何とかしたい
そんな時はアリュールにお越しください。
アリュールのスタッフは更年期の症状、大人女性の体質改善などの知識も豊富です。
体を深部から温めるインディバや、頑固な脂肪を一撃する最新ハイフもあります。
少しでもお悩みがあれば、ぜひスタッフまでご相談くださいね。
このブログを読んで、更年期が怖い!と思われた方もいるかもしれません。
確かにエストロゲンのサポートが受けられなくなりますが、女性ホルモンのアップダウンに
左右されなくなりますので、落ち着いていろいろなことを楽しむことができるようになります。
更年期を「人生のReスタート」ができるターニングポイントとして見ると、少しワクワクされるのでは
ないでしょうか?
人生100年時代。
エストロゲンが無くても、アリュールの施術で、エンビロンでより美しく!(笑)
これからも、いつまでも美しく健康でいられるお手伝いをさせて頂けたら嬉しいです。
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